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花祭り(仏教)とは?2019年はいつ?お釈迦様に甘茶?潅仏会とは?由来に歴史も!

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お釈迦様

花祭りというとフラワーフェスティバルみたいなお花の博覧会をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は花祭りという仏教の行事のお話をさせていただきます。

お祭りと仏教とはなんかかけ離れている感じですが、一体、花祭りとは一体どんな行事なのでしょうか?

そもそも花祭りはいつで、2019年の花祭りは何月何日になるのでしょうか?

また、そもそもなぜ花祭り花祭りという行事を行うようになったのかの由来や歴史もご説明もさせていただきます。

花祭りではなんとお釈迦様の像に甘茶をかけるのですが、その甘茶をかける理由もあわせてお話させていただきます!

ほかにも「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん、もしくは、てんじょうてんがゆいがどくそん)」という言葉を聞いたことのある方も多いと思いますが、この天上天下唯我独尊の意味もお話しちゃいますね!

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花祭りとは?2019年はいつ?

それでは仏教における花祭りとはいったいどんな行事なのでしょうか?

花祭りとはずばり、仏教を開かれたお釈迦様の誕生日をお祝いする行事となります。

ですので花祭りはおめでたい行事になります。

みなさんも年に一度のお誕生日をお祝いされるとうれしいですよね。

そして花祭りはお釈迦様のお誕生日、つまり仏教を始めた人のお誕生日ですから、仏教であれば宗派に関係なく、どの宗派でも花祭りは共通でお祝いするのです。

花祭りは毎年4月8日ですので、2019年は2019年4月8日になります。

花祭りには何をするの?甘茶をかける?

現在の日本の花祭りでは何をするかといいますと、花で小さなお堂の中を飾り、右手は天を指し、左手では地を指している、生まれたばっかりのお釈迦様である誕生仏に甘茶をかけてお祝いするのです。

甘茶をかけるとはユニークかなと思いますが、みなさんはどう思われますでしょうか?

お釈迦様の誕生仏に甘茶をかける由来・理由

甘茶

甘茶

ではなぜお釈迦様の誕生仏に甘茶をかけることがお祝いになるのでしょうか。

その由来・理由ですが、やはりお釈迦様が生まれた時の状態が由来しています。

それはお釈迦様が生まれた時に天に9頭の龍が現れました。

そして、その龍は甘い水を吐いて、その水を使い産湯にしたという伝説が由来となっています。

ちなみに産湯とは生後初めてつかるお湯のことです。

江戸時代までは五色水(5種類の香水)をかけていたらしいですが、江戸時代以降は甘茶をかけるようになりました。

つまりお釈迦様のお誕生日にはお釈迦様が産湯につかった状態を模しているわけですね。

なお、花祭りは赤ちゃんの健やかな成長を願うお祭りでもあります。

そこで赤ちゃんの頭を甘茶でこすると丈夫で元気な子供に成長するといわれています。

親御さんからしてみたら我が子は健やかに育ってほしいものですもんね。

甘茶とは?

甘茶と言われてどんなものかイメージのつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこでご説明させていただきますと、甘茶はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木で、ヤマアジサイの変種である「小甘茶(こあまちゃ)」から作られます。

小甘茶は関東地方から中部地方にかけて分布しています。

そして干した小甘茶の葉を煮出しした飲み物が甘茶になります。

そのままの状態ですと小甘茶は苦い葉っぱなのですが、なんと発酵させることで砂糖の数百倍も甘い、甘茶に変わります。

砂糖の数百倍ってすごいですね。

これまで私は甘茶は飲んだことは無いのですが、機会があれば試しに一度甘茶を飲んでみたいものです。

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花祭りの歴史と由来

続いて花祭りの歴史を見ていきましょう。

花祭りの歴史は古く、その昔は西域で行われていたらしいです。

そして中国では4世紀の後趙(こうちょう、319年~351年)で行われるようになり、遣唐使で有名な唐や宋の時代に広まっていきました。

一方、日本で初めて花祭りが行われたのは、606年4月8日とされています。

ちょうど聖徳太子が活躍していた頃になります。

やがて奈良時代に入ると、大きなお寺に広まっていき、平安時代になって、お寺の年中行事として一般化しました。

そして庶民に広まるのはさらに後で、江戸時代の寺子屋でようやく庶民にも広まりました。

現代のネット時代でしたら、話題になったものが広まるのは一瞬ですが、この花祭りは数百年の年月をかけて一般の人たちにも広まったんですね。

灌仏会(かんぶつえ)とは?花祭りとの違いは?

灌仏会という言葉を聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれません。

では灌仏会とは一体どんなものなのでしょう?

花祭りとの違いはあるのでしょうか?

結論からいいますと灌仏会と花祭りとは同じものです。

つまり花祭りの別名が灌仏会となります。

意味は同じなのですが灌仏会と書くと個人的には花祭りよりも厳かな感じがしますがみなさんはいかが思いますでしょうか?

逆に花祭りという言葉は親しみやすいですよね。

ちなみに灌仏会という言葉が初めて使われたのは840年4月8日になります。

天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん・てんじょうてんがゆいがどくそん)の意味

お釈迦様

お釈迦様

お釈迦様が生まれたときに、四方に7歩ずつ歩かれ、言われたという「天上天下唯我独尊」という言葉は多くの人がご存知なのではないのでしょうか?

では天上天下唯我独尊の意味はご存知でしょうか?

人によっては「この世界で俺だけが偉い」という意味に捉えられている人もいらっしゃるかもしれません。

ですが、本当の意味はそうではなく、まず「天上天下」とは「天の上にも、天の下にも」という意味で大宇宙の事を指します。

「唯我」の「我」は自分だけでなく、お釈迦様も含めた「全ての人間」を指します。

そして「独尊」の意味は「たったひとつの尊い目的」です。

ですので、まとめますと「天上天下唯我独尊」の意味は「ただ我々人間にのみなしうる、たった一つの尊い目的がある」という意味になります。

いいかえますと、つまり「我々人間の命に差なんて無く、皆、平等に尊い」ということです。

先ほどお話した「この世界で俺だけが偉い」という捉え方とは真逆の意味になりますよね。

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花祭りのイベント・行事

花祭りには色々なところでイベント・行事が行われており、その一部をご紹介させていただきますね。

西新井大師

東京都足立区にある西新井大師では4月8日には花祭りの行事が行われ、花御堂にお釈迦様をお祀りしています。

また、甘茶の御接待もされています。

花御堂

花御堂

神戸(ごうど)妙昌寺 春まつり

埼玉県東松山市神戸の妙昌寺で開催されるお揃いの衣装を着た子どもによる花祭りのイベントになります。

参列者全員に木剣祈祷加持と甘茶こんぺいとうがプレゼントされます。

また、小学生のチアダンスなんかも行われており、ジャンケン大会なんかも開催されます。

龍泉寺 花まつり

秋田県横手市にある龍泉寺の花まつりは、地域の保育園児を招待して、般若心経でのご焼香、散華、さらにお釈迦さまに甘茶をかけたりしてお誕生日をお祝いします。

みんなで地獄絵図をみながら日々の生活の大切さについてお話をもおこないます。

まとめ

花祭りとは毎年4月8日で、お釈迦様の誕生日をお祝いする行事となります。

お祝いする方法としては生まれたばっかりのお釈迦様である誕生仏に甘茶をかけてお祝いします。

また、別名で灌仏会と呼ばれることもあります。

花祭りの歴史は古く、その昔は西域で行われていたらしく、日本では606年4月8日に初めて花祭りが行われています。

庶民へは江戸時代の寺子屋により広まりました。

また、花祭りの行事・イベントは色々な所で開催されています。

今年の花祭りの日には、お釈迦様がお生まれになった時に言われたという「天上天下唯我独尊」が表している「我々人間の命に差なんて無く、皆、平等に尊い」という意味について考えてみるのはいかがでしょうか。

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